誰もが一度は見たことが有るであろう「クラゲ」。
しかし、クラゲについて詳しく調べた事が無い方も居るのではないでしょうか。
何だか知りたくなったので色々調べてみたら、これが中々不思議な生態でした。
クラゲとは?
まずここでWikipediaを引用してみます。
クラゲ(水母、海月、水月)は、刺胞動物門に属する動物のうち、淡水または海水中に生息し浮遊生活をする種の総称。体がゼラチン質で、普通は触手を持って捕食生活をしている。また、それに似たものもそう呼ぶこともある。
参照元: Wikipedia「クラゲ」より
改めますと、クラゲは触手に付いている刺胞(毒針)で獲物に毒を注入して餌を採っているんですね。また、塩分濃度の低い淡水に生息する種類もいて体はゼラチン質で出来ているようです。
漢名では「水母(すいぼ)」「海月(かいげつ)」と書くことが出来て、水に映った月を意味する「水月(すいげつ)」という言葉で現す事が出来ます。
プランクトンの一種でもあります。
体の95%が水で出来ている

体の95%が水。透明なのも頷ける比率ですね。
残りはゼラチンによるタンパク質でしょうか。それにしても水分の量が凄いです。
オス、メスが居る
クラゲは基本的に精子を持つオス、卵子を持つメスがそれぞれ別個で存在する雌雄異体です。
自然と雌雄同体のように思ってしまいますが、違うようです。
幼生はイソギンチャクのように定着する
卵から生まれた幼生は基質上に定着してイソギンチャクのようなもの(ポリプ)になります。
やがてポリプがお椀を重ねたようなストロビラとなり、それがさらにエフィラ幼生になって分離し泳ぎ出します。
このエフィラが成熟するとようやくクラゲの形になるのです。

クラゲが幼生から成長する様子。
脳が無い

クラゲには脳が有りません。
神経をまとめる脳が無い代わりに、クラゲやイソギンチャクなどは体中に神経が張り巡らされており、分散型の神経ネットワークが形成されています。
神経を脳や脊髄でまとめている事を中枢神経系と言い、これに反するクラゲは散在神経系に属します。
眼がある
クラゲの触手の間には平衡感覚器と眼点があります。
ただ、今のところ「光の明暗を感じ取るぐらいなのでは」と言われています。
でも調べてみるとこんな記事もあるので、まだ研究は進んでいないのかもしれませんね。
クラゲの眼は本当に下等なのか – hatehei666の日記
光るクラゲも居る
全てでは無いのですが、光るクラゲが居ます。
新種として見つかった虹色に光るクラゲなんかはとても綺麗ですね。
光る事から「水中の宝石」とも言われるようです。
クラゲの写真をまとめたページが有りましたので貼っておきます。
【水中の宝石】クラゲの写真と驚きの生態 – NAVER まとめ
調べるほど次々と知らない事が出てくるクラゲ。もっと詳しく知りたい方は「クラゲ – Wikipedia」を見ることをおすすめします。
ちなみにキクラゲは見た目はクラゲですがキノコです。