1年間使用していたLogicoolの高価なマウス「M905r」が壊れてしまいました。3年間保証付きなので保証書を探している最中です。
その間代わりにMad Catzのゲーミングマウス「M.O.U.S.9」を使用しているのですが、おかげでM905rの使いやすさを再認識しました。
僕は仕事柄マウスでの細かい作業をするので性能には煩いです。そんな僕が1年間M905rを使い続けた感想です。
解像度・センサー方式
今まで高解像度と謳われてきたマウスを幾つか使用してきましたが、数値で性能を表されてもさっぱり、というのが本音です。が、一応掲載しておきます。
- センサー方式 : レーザー(Darkfield)
- 解像度dpi : 1000
- 対スピード性能 インチ/秒 : 20
購入の切っ掛けは「持ち運び用」として
購入の切っ掛けは「持ち運び用」でした。(結局持ち運ばずにメインマウスとして使用していましたけどね。)
持ち運び用として購入した理由は
- 丈夫な袋が付いている
- サイズが小さい
- USB Bluetoothレシーバーをマウス内に収納出来る
この3つです。
丈夫な袋が付いている

最近は収納袋を付属するマウスが多くなっている気がするので特別感はありませんが、無いよりは良いでしょう。
生地は薄くクッションが付いているワケではないので、耐衝撃用ではなく傷から守る為のモノです。
サイズが小さい

サイズは
- 横:66mm
- 奥行き:90.5mm
- 高さ:34.5mm
とコンパクトです。初めは持ったときに「ちょっと小さいかな?」と思いました。しかし慣れてくると、むしろ程よいコンパクトサイズが丁度いい本体重量(125g)と相まって操作性の良さを引き上げています。
※参考までに僕の手のサイズは手の長さが19.5cm(Lサイズ)、手の周囲も19.5cm(Sサイズ)です。
測り方はこちら『甲手,小手単品 手の測り方』が参考になります。
USB Bluetoothレシーバーをマウス内に収納出来る

Bluetoothで接続するマウス(ワイヤレス)なので、パソコンでBluetooth電波を受信する必要があります。
その機械「Unifyingレシーバー」もマウスに付属してくるのですが、これが非常に小さい。持ち運びを考えると失くしてしまいそうです。
しかし安心出来るのが、M905rにはこのUnifyingレシーバーを収納する箇所が付いていることです。


袋、サイズ、収納スペースと特段他のマウスと変わった点はありませんが、3つの要素が合わさって持ち運び機能がグンと上がっています。
携帯性は申し分ないですね。
M905rの基本的な機能や特徴について
それでは次にM905rの基本的な機能・特徴についてです。
- ガラス上でも動かせる「Darkfieldレーザートラッキング」
- ボタンは5つ(ホイールボタンのチルトを合わせると7つ)
- ホイール部分のクリックで高速スクロールに切り替え
ガラス上でも動かせる「Darkfieldレーザートラッキング」

僕はガラスの上でマウスを使わないので実感していませんが、M905rは「Darkfieldレーザートラッキング」という機能のおかげでガラスの上でも動きます。
Darkfieldにより、オプティカルマウスや標準的なレーザーマウスがうまく機能しない透明ガラス*や漆塗りのデスクの上でも、トラッキングが可能になります。つまり、これらのマウスは場所を選びません。
『ロジクール Darkfield レーザー トラッキング』より抜粋
*最低4mm厚。
ボタンは5つ
ボタンの数はほぼ標準の5つです。(スクロールのチルト機能を含めると7つです)
- 左クリック
- 右クリック
- アプリケーションスイッチャ(中央ボタン)
- 進むボタン
- 戻るボタン

もちろん専用のアプリケーションを使えばボタンそれぞれを別の機能に割り当てられます。
中央のアプリケーションスイッチャボタンは、押すと現在起動中のアプリケーションの一覧表示が出来ます。(僕は殆ど使ってませんが…)
ホイールボタンのクリックは後述する高速スクロールに切り替える機能となっているので、もし従来のホイールボタンの感覚に近いクリックが欲しい場合はアプリケーションスイッチャボタンに割り当てると良いかもしれません。
ホイール部分のクリックで高速スクロールに切り替え

ホイールボタンといえば長いページや文章ファイル、ソースコードなどを見る時に欠かせません。しかしそれでも「もっと一気に、高速にスクロールしたい!」と思う方も結構いるのではないでしょうか。
このM905rはホイールボタンをクリックすると、高速回転するホイールボタンへと切り替えることが出来るんです。
ホイールボタンを回した時の「チチチッ」といった引っかかる感覚が無くなり、少しでもホイールボタンを回転させると高速回転するようになり、長いページも一気に下まで移動出来ます。
僕はこの機能が相当気に入ってて、ページ閲覧の他にプログラムのソースコードを見る時に重宝しています。(有ると無いのでは効率性が大分変わってくるほど)
ここまで携帯性、機能や特徴について触れてきました。最後の総評に入りたいと思います。
マウスとしての操作感、総評

それでは一番大事なマウスとしての操作感です。
先述しましたが、サイズが小さいにも関わらず結構重量(125g、電池含む)が有ります。ただこの重量は疲れる重さではなく、それどころか操作性と安定性にかなり貢献しています。
PhotoshopやIllustratorを使ったような細かいマウス作業でも難なく使えますし、人間工学を取り入れたデザインのおかげで長時間作業でも疲れません。
と、べた褒めし過ぎても信者すぎるので使っていて欠点だと思った箇所を1つ。それは「ホイールボタンを回していたら勢いでスイッチャボタンを押してしまい、アプリケーション一覧表示になってしまう時がある」という点です。(もう一度ボタンを押せば元の画面に戻りますが)
どちらにせよ、1年間使った身としてはまだまだ使っていきたいマウスです。
フォルムやスイッチ周りの高級感溢れるデザイン、携帯性、操作感は値段に見合うかそれ以上のモノだと感じるLogicoolマウス「M905r」でした。