世界初のトレーディングカードゲーム『Magic: The Gathering』(以下: MTG)。実は私が子供の頃にハマっていたカードゲームでもあります。これのWindows対応のオンラインゲーム『Magic: The Gathering Arena』(以下: MTG Arena)がベータ版で公開されたのです。
過去に『Magic Online』という、インターネットでオンライン対戦ができるソフトがリリースされているので「何が違うの?」と思いましたが、どうやらe-Sportsを意識した作りになっているようです。
※Magic Onlineはプレイしていない為、比較ができません。
MTG経験者ならきっと楽しめる出来栄え
中身はまんまMTGなので経験者ならきっと楽しめます。
カードならではのシャッフルや触感などは味わえませんが、代わりに点数計算やスタック解決をかってに行ってくれてプレイングに集中できます。グラフィックも綺麗でUIやモーションも分かりやすく爽快感があります。
欠点を言えば、日本語に対応してないところですね。
初心者にも優しいチュートリアルがある
MTGと言えば難解なルール。遊戯王やデュエルマスターズしかプレイ経験はありませんが、これらのカードゲームと比べて明らかにルールの複雑度が違います。
これには”日本語の難しさ”もあると思うのですが、それを踏まえてある程度経験していても分からないことがあり、MTGのプレイ中にルールをインターネットで調べるほどです。
MTG Arenaにはこの辺りをカバーするチュートリアルがありました。5人のCPU相手と対戦して少しずつ覚えていくという内容で、見やすいUIやエフェクト、モーションのおかげで非常に分かりやすいチュートリアルとなっています。

CPU相手でも「あー、これは実際にあり得る」と思う対戦内容が多く、上手く作られていました。
ゲーム内通貨、課金通貨がある
ゲームには「ゲーム内通貨」「課金通貨」の2種類があり、これらお金でパック購入やドラフト対戦、定期的に行われているイベントへの参加が可能です。
「ゲーム内通貨があれば課金する必要ないんじゃない?」と思っちゃいますが、ゲームのプレイで得られるお金は少量で、ある程度プレイしないと貯まりません。
ゲーム内通貨の目安は以下のような感じでした。
- オンライン対戦を3~4回プレイすると1パック購入できる
- 15~20回プレイするとドラフト戦に参加できる
※おそらく勝利した方が貰えるゲーム内通貨は多いかと思いますが、未だ1回しか勝ててません…。
その他に定期的にイベントが開催されていて、これにもゲーム内通貨、課金通貨どちらで支払っても参加可能です。今のところは「課金しないと遊べない」というルールやイベントは無いように見えます。


日本語に対応していない点が惜しい
オンライン対戦までプレイしましたが、やはり日本語対応していない点が惜しい。日本語に対応していないとテキストの読み間違いが発生して負けに繋がったり、デッキ構築が億劫になったりしてしまいました。
過去にMTGをやっていた人なら英語のテキストも経験則で読めるかと思いますが、MTG初心者の場合はかなりつらいのではと感じました。
日本語対応していない点が本当にマジで惜しいのですが、今は有志の方が『MtgArenaJaCardViewer』という日本語カード表示に対応するツールを作成されているようです。
言語対応は公式で行って欲しいところですが、次はこちらのツールを利用した所感を記事にしたいと思います。